私の子育て講座=母親同士で支え合う 世代超えた対話、出会いも 鶴原伸子さん
●ボランティアグループ「ハートフル」代表 鶴原伸子さん(46)福岡県芦屋町
子どもを見守りながら、会話を弾ませる母親たち。福岡県芦屋町の正門町商店街近くの一角に、笑顔とにぎやかな声が広がる。
2008年5月、空き店舗にオープンした子育て支援施設「にこりん」。主に乳幼児と母親の休憩や相談の場として毎週月、水、金曜日に開放されている。地元の主婦たちで組織するボランティアグループ「ハートフル」が、福祉医療機構の助成を受け、1年限定で運営する。
ハートフルは06年9月から07年1月まで、子育てをテーマにしたセミナーを開いた。「育児経験者の話や助言を聞きたい」「身近な場所に支援施設がほしい」。参加者から、そんな要望や意見が相次いだ。
夫の転勤に伴う転入者が比較的多い土地柄。「初めての土地で友だちがおらず、寂しい」と切実な思いも寄せられた。自身、高校3年の息子と同1年の娘を持つ。「今も昔も、主婦一人で子どもを育てるのは大変なのです」。年下の母親たちが悩む姿が自らの苦労と重なり、「にこりん」開設の原動力となった。
十畳ほどのスペース。サポーターとして現在、14人の母親が運営にかかわる。訪れる子どもの世話をしたり、母親の話し相手になったり。室内では食事をしてもよく、閉所後の消毒作業もサポーターの仕事だ。
「自発的にお手伝いしてくれる人が増えました。他人の育児にも積極的にかかわる気持ちが大切です」
開設は1年限りのため、引き続き運営できるよう民間団体に助成を申請中。「悩みを抱える母親は多い。行政が私たちの活動を見て、子育て支援にもっと真剣に取り組んでほしい」と訴える。
年配の女性から「若い人たちから学ぶことは多い。エネルギーをもらいます」との声も。世代をつなぐ、新たな対話と出会いも生まれている。「かつて子育てには地域全体でかかわってきた。そうした動きが少しでも復活するよう、活動の輪を広げていきたいですね」
「にこりん」は町外の人も無料で利用できる。予約不要。開設時間は午前10時半−午後1時半。
(北九州西支局・百合直巳)
西日本新聞より引用
子どもを見守りながら、会話を弾ませる母親たち。福岡県芦屋町の正門町商店街近くの一角に、笑顔とにぎやかな声が広がる。
2008年5月、空き店舗にオープンした子育て支援施設「にこりん」。主に乳幼児と母親の休憩や相談の場として毎週月、水、金曜日に開放されている。地元の主婦たちで組織するボランティアグループ「ハートフル」が、福祉医療機構の助成を受け、1年限定で運営する。
ハートフルは06年9月から07年1月まで、子育てをテーマにしたセミナーを開いた。「育児経験者の話や助言を聞きたい」「身近な場所に支援施設がほしい」。参加者から、そんな要望や意見が相次いだ。
夫の転勤に伴う転入者が比較的多い土地柄。「初めての土地で友だちがおらず、寂しい」と切実な思いも寄せられた。自身、高校3年の息子と同1年の娘を持つ。「今も昔も、主婦一人で子どもを育てるのは大変なのです」。年下の母親たちが悩む姿が自らの苦労と重なり、「にこりん」開設の原動力となった。
十畳ほどのスペース。サポーターとして現在、14人の母親が運営にかかわる。訪れる子どもの世話をしたり、母親の話し相手になったり。室内では食事をしてもよく、閉所後の消毒作業もサポーターの仕事だ。
「自発的にお手伝いしてくれる人が増えました。他人の育児にも積極的にかかわる気持ちが大切です」
開設は1年限りのため、引き続き運営できるよう民間団体に助成を申請中。「悩みを抱える母親は多い。行政が私たちの活動を見て、子育て支援にもっと真剣に取り組んでほしい」と訴える。
年配の女性から「若い人たちから学ぶことは多い。エネルギーをもらいます」との声も。世代をつなぐ、新たな対話と出会いも生まれている。「かつて子育てには地域全体でかかわってきた。そうした動きが少しでも復活するよう、活動の輪を広げていきたいですね」
「にこりん」は町外の人も無料で利用できる。予約不要。開設時間は午前10時半−午後1時半。
(北九州西支局・百合直巳)
西日本新聞より引用



